2尺玉の打ち上げ筒と玉のセットをしています。
玉の重量はなんと80kg!重いのでクレーンで静かに入れます。
皆さん地元なのでいつも以上に張り切っているようです。
親子三代で花火師をなさっている方もいます。
現場総指揮は浅野和志さん(左側)。本業は農家です。
この方は釣りの名人としても有名で新聞に載ることもあります。
あるとき巨大な魚を3匹連続で釣り上げました。
そのときの新聞の見出しは「花火師三連発!」(笑)
打ち上げの本番待ちです。
花火師として最も緊張する時間。
電気点火を行うのは渡辺孝好さん(右側)。
本業は養豚業で、良質なSPFポークや黒豚の飼育を
大規模に行っています。
日本独特の"早打ち"
筒の底に熱く焼けた”焼金”を入れ
火薬付の玉を筒口から落としこみます。
1本の筒で連続して打ち上げることが可能です。
これには熟練した技が必要です。
打ち手はこの道35年の佐々木宗男さん。
普段は工場で「玉詰め」の作業をしています。
これは10号の「千輪菊」。
夜空にアジサイの花が咲いたようです。
見事大輪の2尺玉が咲きました。
玉名は「錦冠小割浮模様」
花火師の耳に家族や知人の歓声が聞こえます。
やはり地元ならではですね。
この声援をいっそうの励みにして花火師は
休む暇なく、翌日次の現場に向かいます。