五大陸の花火師が集合。
アメリカ・オーストラリア・日本・スペイン・南アフリカ
の五ヶ国です。
黒島隆明、渡辺一彦、渡辺孝好、山谷恵一の
4名の花火師が日本から参加。
オーストラリアの規則では安全のため、
8インチサイズ以上の筒は、鉄の容器
に立てて砂で埋めて固定します。
これは24インチ、つまり20号の筒です。
導火線に防水と防火のため、慎重にアルミクラフト
テープを巻きつけます。
打ち上げは6日後なので、万全の処置を施します。
その上にさらに防水のビニールシート
で覆います。これで大雨でも安心です。
実はこの夜、激しい雷雨が襲いました。
万全を期したつもりなのですが、その夜は
心配で眠れない夜を過ごしました。
電気点火なので落雷には弱いのです。
翌日の点検では無事で、ほっとひと安心。
打ち上げ当日です。湾内の4ヶ所から打ち上げます。
各打ち上げ場所の間隔はそれぞれ1km、
幅4kmにわたって花火が上がります。
午後3時にそれぞれの台船に乗船しました。
ハーバーブリッジ前の海上の台船に
固定された20号筒です。
オペラハウス前の海上の台船に
固定された20号筒。
”天気晴朗なれども浪高し”
おまけに夕方から風が強くなり
打ち上げの時は風速10mを越える強風が吹きました